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栃木県宇都宮市

宇都宮市学校長寿命化、星が丘中校舎で設計、平石中央小、陽北中体育館も、22年度着工へ

2021/04/24 日本工業経済新聞(栃木版)

 宇都宮市教育委員会は、平石中央小学校(下平出町479)と陽北中学校(今泉町47-2)の体育館、星が丘中学校(星が丘2-3-31)の北棟と南棟の長寿命化改修を計画している。すべて今年度に実施設計に着手し、2022年度に着工を予定。工事は平石中央小や陽北中が22年度内の完了を目指し、星が丘中の工期は検討中。当初予算では星が丘中実施設計に2844万円を計上した。

 平石中央小と陽北中では両校の体育館で内外壁や屋根の改修、LED化、トイレ洋式化を実施する。平石中央小では床の改修や窓枠サッシの更新、陽北中では床の補修にも取り組む。

 星が丘中では屋根の防水更新や外壁の塗装改修、給排水設備更新、床の補修、廊下と教室を隔てる壁など内装更新、トイレ洋式化、渡り廊下の改修に取り組む。

 平石中央小体育館は1975年築のS造2階建て延べ548平方m、陽北中体育館は75年築のS造2階建て延べ1286平方m。平石中央小の児童数は59人で陽北中の生徒数は562人(20年5月現在)。

 星が丘中の北棟は1967年建設のRC造4階建て延べ4996平方m、南棟は72年建設のRC造3階建て延べ2403平方m。児童数は714人(20年5月1日現在)。

 学校施設長寿命化計画(20~29年度)に基づき、体育館は平石中央小と陽北中が篠井小、明保小に続く3、4カ所目、校舎では星が丘中が初の実施箇所。

 今年度は明保小体育館の工事を発注する。計画では長期使用を見据えた建物の安全性確保や施設機能回復を確実に実施する。目標使用年数を80年以上に設定。建築後45~50年程度で改修し、40年以上の使用を目指す。

 改築に比べて工期が短く、費用を抑えられることがメリット。入学式後に着工し卒業式までに完了できるため、学校運営や地域への影響、市の財政負担を少なくできる。

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