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待矢場両堰土地改良区の21年度事業概要

2021/04/27 群馬建設新聞



太田市や館林市などで農地管理業務を行っている待矢場両堰土地改良区(水土里ネットまちやば)は、2021年度の事業概要を明らかにした。6件の工事を予定しており、内訳は土地改良施設維持管理適正化事業3件と小規模農村整備事業3件。継続的に工事を進める長堀地区の法面保護工や千塚堰地区ゲート整備工事などが内容となる。6工事の工事費は当初予算で約8000万円を計上。工事発注は渇水期となる10月ごろにそれぞれ指名通知する。

6工事の設計については全て群馬県土地改良事業団体連合会(前橋市)がまとめた。

各事業における工事概要は次のとおり。

【長堀地区防護柵改修工事】

太田市新田村田町地内で防護柵更新および法面保護工を計画。防護柵は高さ1・2mで延長260mで更新する。法面保護工は既存の法面にコンクリートブロックを張る。施工面積は800㎡。同地区の工事は毎年、200m程度で工事を進めており、完了までに約3年かかる見通し。

【千塚堰地区ゲート整備工事】

館林市千塚町、当郷町で鋼製スライドゲート2門更新。№1扉体は4・0m×1・5mで開閉器および機側操作盤の交換と塗装塗替を行う。№2は2・1m×0・6mの扉体で開閉器修理および塗装塗替を実施。

【長堀幹線地区弥太郎堰整備工事】

太田市石橋町地内および新田小金井町地内の水門4カ所で2門を修理、2門を鋼製からステンレス製に更新する。修理する水門扉体の寸法は2・15m×1・25mと1・2m×1・25m。鋼製から改める水門はステンレス製皿形ゲート2門φ300㎜およびφ350㎜に更新。

【大谷幹線地区防護柵整備工事】

太田市東長岡地内で防護柵の更新工事を行う。防護柵は老朽化から各所で穴が空いているために更新。防護柵は高さ1・2mで延長200mが施工延長となる。今回発注の工事により、更新は完了する。

【大谷幹線地区防護柵改修工事】

太田市内ヶ島町地内の水路残地で防護柵の更新およびアスファルト舗装工を実施する。水路の残地は手入れがされておらず、篠竹などが生えている状態。草刈りを行った後に延長210mでアスファルト舗装を施す。合わせて老朽化する防護柵の更新も延長210mで予定している。高さは1・2m。

【四々村地区水門改修工事】

館林市傍示塚町地内と上早川田町地内に設置されている鋼製の水門をステンレス製へ改める。水門は10基ほどの更新を見込んでいる。

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