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群馬県健康福祉部

県食品・生活衛生課が水道広域化プランでシミュレーション委託

2021/04/27 群馬建設新聞


県食品・生活衛生課は2021年度、水道広域化推進プランの策定に向けて広域化のシミュレーションなど分析業務を5月末から6月初旬に委託する。発注方法は指名競争入札を基本に検討している。当初予算で事業費3513万3000円を確保している。水道事業を事業者が単独で行う場合と広域化した場合を比較。22年度に予定しているプラン策定の資料とする。

19年度末に、広域化や水道事業の方向性を示す水道ビジョンを策定。広域化推進プランはビジョンを基に、各市町村の枠組みを超え、施設の統合や共同管理、経営統合、事務の広域的処理などの具体化を図る。

広域化の枠組みは◇県央◇西部◇吾妻◇利根沼田◇東部-の5地域に分けて計画。県央は前橋市と高崎市、伊勢崎市、渋川市を中心とした4市2町1村。西部は藤岡市と富岡市、安中市と周辺の3町2村で構成する。残る3圏域は各地区の市町村ごととしている。

20年度に、各事業者の管路や施設の更新や老朽化、経営状況など基礎情報の調査業務をNJS(東京都港区)が実施。シミュレーションは圏域ごとに行う方針で、経営統合や施設の統合など、広域化による効果を分析する。22年度にこれまでの結果をプランとして策定。23年度から具体的な動きがでてくることが見込まれる。

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