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国土交通省北陸地方整備局(建設)

道路5か年プログラムで県内5路線の開通見通し示す

2021/04/29 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は、今後5カ年程度で国道289号八十里越11・8㎞を全線開通する見通しを明らかにした。防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に位置付けられた目標や事業規模等を踏まえ道路の5か年対策プログラム(北陸ブロック版)を策定。八十里越をはじめ県内の5事業を含む管内9事業で新たに開通見通しを示した。

 新たに開通見通しが示された県内事業では、本年度中に架け替え事業が進められる国道18号妙高大橋の新橋が完成するほか、国道18号上新バイパスの上越市寺町~同市岡原区間の約1・8㎞の4車線供用を開始。2022年には国道8号柏崎バイパスの柏崎市城東~同市鯨波区間約3・6㎞を部分供用する。

 また22年度夏ごろまでの開通としていた国道49号水原バイパスは、開通時期を見直し22年内に阿賀野市百津~同市下黒瀬の約5・4㎞を部分開通させ、今後5カ年程度で全線8・1㎞を開通する。盛土の土質改良が追加で必要となり工程を精査した結果、開通予定時期を見直した。

 そのほか河川隣接構造物の流出防止策対策として、国道49号阿賀町五十島地区の約100mで護岸工等の洗掘・流出対策工事を進める。

 新潟市中央区美咲町地区では、電柱倒壊による通行止を解消するため新潟116号電線共同溝(美咲町電線共同溝)として新潟市西区山田~出来島までの約3・5㎞の無電柱化を推進。全体事業費は約18億円を試算。

 道路の5か年対策プログラムは、5か年加速化対策を踏まえて5カ年の具体的な事業進捗見込み等を示し、計画的な事業執行に取り組むことで、対策効果を高めるために策定。近年の災害を踏まえて道路ネットワークの強化や老朽化、避難、災害防止対策を中心に重点的かつ集中的に実施する。

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