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群馬県太田市

太田市は清掃センターの解体工事設計委託へ

2021/05/08 群馬建設新聞

太田市は清掃センター(細谷町1712)の3号および4号焼却炉棟について、解体実施設計などを主とした設計業務を近く一般競争入札で公告する。設計業務は単年で完了させ、工事は2022年度に発注を予定。3号、4号焼却炉棟の順に2カ年で進める。実施計画では解体工事費とし、10億円を見込んでいる。

焼却炉棟の解体は太田市外三町広域清掃組合が建設を進める新たな焼却施設が完成したことから計画した。跡地は資源ごみなどを一時保管するストックヤードとして整備する。業務は解体工事に向けた設計のほか、ストックヤード整備のための計画も策定する。このほか循環型社会形成推進地域計画策定およびごみ処理基本計画の改定も行う。

敷地面積は3万178㎡。3号と4号炉は、いずれも全連続燃焼式ストーカ炉。煙突はともにRC造で高さ59m。

3号焼却炉棟は1978年に完成。96年に設備更新など改修を行っている。施設はRC造一部S造地下1階地上4階建て、延べ床面積3349㎡。ごみを投入するピットは1693立方mの容量。1日あたりの処理能力は150t。

92年に竣工した4号焼却炉棟はRC造一部S造地下1階地上5階建て、延べ床面積5122㎡。ごみピットの容量は3200立方mで日量170tの処理能力。

焼却炉棟とともに計量棟も解体する。4号炉棟に併設されており、S造平屋、床面積20・4㎡。

清掃事業課は4号炉棟に事務所があったが、すでにリサイクルプラザの管理棟2階に移転済み。

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