富岡市は、宮崎浄水場(宮崎241)の浄水施設を対象とした耐震補強や受電設備、機械設備の改修・更新を計画している。2022年度の工事着手に向け、21年度は事業計画の変更手続きに着手する。このほか、改修計画調査設計の成果品について内部で精査および検討を行う。
浄水方法は、既存の凝集沈殿・急速ろ過方式から、高度浄水処理を見据えて、粉末活性炭処理に変更する。改修計画調査設計については利根設計事務所(前橋市)がまとめた。
宮崎浄水場は1971~72年の2カ年で建設。1日当たりの最大処理能力は1系が1万8000立方m、2系は1万9972立方m。合計で約3万8000立方mの処理ができる。
1万6915㎡の敷地には◇浦町配水池=RC造、有効容量6000立方m◇西部配水池=PC造、有効容量5000立方m◇2系浄水池=RC造、容量1000立方m◇排水池(2池)=RC造、1池当たり容量403立方m◇濃縮槽=RC造、容量300立方m◇1系傾斜板沈殿池(3池)=RC造、1池当たりの容量835立方m-などが整備されている。
同浄水場は市の基幹浄水場として位置付けられている。