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群馬県館林市

館林市は第6次総合計画の実施計画をまとめた

2021/05/12 群馬建設新聞

館林市は第6次総合計画の重要事業における実施計画をまとめた。計画期間は2021年度から23年度としており、毎年度見直しを図る。汚水管築造工事は小桑原幹線、駅西地区などで実施。毎年度3億円程度の事業費を充てる。雨水渠整備は毎年度1億円ほどを事業費とし、築造工事を行う。学校施設の改修工事もトイレ洋式化などを中心に継続的に進めるほか、認定こども園化に向けた準備なども行う。

管渠整備事業(汚水)の事業計画面積は1149haで、すでに867haが完了。21年度は管渠実施設計委託を足次、駅西地区で実施している。汚水管築造工事は小桑原幹線、駅西地区、坂下、広内等で進める。22年度は21年度の工事を引き続き進めるほか、近藤谷越幹線、堀工、坂下、広内等で工事を進める。

雨水渠整備事業における事業計画総延長は1万6410m。整備済み延長は1万2203m。鶴生田左岸1号幹線、加法師1号幹線、富士西幹線を対象に雨水渠築造工事を進める。

このほか実施計画における主な事業は次のとおり。

【幹線排水路整備事業】

準用河川宮田川および宮田2号幹線排水路の整備改修を進める。宮田川の河川改修は21年度は護岸築造工事を延長60m、22年度は2工区で測量調査に着手、23年度に河道の基本設計および詳細設計を行う。宮田2号幹線排水路は21年度に用地買収を1579㎡、工事用通路整備を60m行う。22年度も引き続き用地買収に取り組むとともに、工事用通路整備を実施する。事業費の内訳は◇21年度=7365万5000円◇22年度=2307万2000円◇23年度=3134万円-。

【小・中学校施設整備事業】

継続的にトイレ洋式化や老朽施設改修、空調設備設置を行う。21年度は五小屋内運動場大規模改修工事、七小トイレ改修工事、八小・四中トイレ改修工事設計、三中普通教室棟外壁改修工事、中学校特別教室空調設備設置工事。22年度は小学校および中学校で特別教室を対象に空調設置工事を推進する。このほか計画するのは八小・四中トイレ改修工事、九小トイレ改修工事設計、二小管理教室棟屋上防水改修工事、三中管理特別教室棟外壁改修工事。23年度は九小トイレ改修工事、三小トイレ改修工事設計のほか、22年度に続いて小学校特別教室の空調設置工事を行う。事業費は◇21年度=2億9695万1000円◇22年度=3億5037万1000円◇23年度=9114万2000円-。

【公立幼稚園・保育園認定こども園化および公立保育園民営化事業】

21年度は公立幼稚園・保育園就学前の教育・保育の在り方に関する方針を策定。23年度から公立幼稚園と公立保育園の統廃合を目指し、公立幼稚園を認定こども園化するための準備を行う。今後、認定こども園化するための施設改修が見込まれる。いずれも各年度の事業費は算出していない。

【中央通り線道路改良事業】

都市計画道路青柳広内線と都市計画道路館林駅前通り線および都市計画道路本町通り線を結ぶ区間が事業区間。21年度の用地買収は2700㎡、22年度は900㎡。事業費は21年度8億3042万1000円、22年度7億5520万円を見込む。道路改良工事は23年度着手を目指す。

【公営住宅ストック総合改善事業】

屋上防水改修および外壁塗装を内容とした補修工事を3カ年で進める。各年度8000万円ほどの工事費を想定。現段階の予定は◇21年度=栄町住宅◇22年度=松沼町第1住宅◇23年度=松沼町第2住宅-。

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