県土整備部は、円滑な発注・施工体制の確保を目標とする試験工事の発注を始めた。参加資格として適用する発注標準額を通常より拡大して応札の間口を柔軟に広げるもので、北本県土整備事務所管内の初弾工事が11日に入札公告された。
対象工事は「橋りょう修繕工事(太郎右衛門橋補修工その4)」。公告資料中に「入札参加資格などの検討のための試験工事であり、格付けが発注標準によらない者の参加を認める」と明記され、通常であれば土木マルA級の格付けが「土木マルAまたはA級」に広げられた。
同部は発注方針として、分離・分割発注を基本に発注規模の拡大を柔軟に行う考えを示す。地域の受注動態や工事内容を踏まえ、施工者確保が急を要する場合などに発注ランクの設定を工夫することにしていた。