上野村は、２０１９年の台風19号で被災した楢原地内の村道４路線９カ所の復旧工事を７月から順次発注する。当初予算で工事費３億１９７６万７０００円を確保した。４路線のうち最も被災箇所が多いのは上野２２０６号線で５カ所を復旧。同路線のうち被害規模が最大なのは被災番第６６５号。約７００㎡の大型ブロック積工などで復旧する。

上野２２０６号線（第６６５号）の復旧内容は１０２・７ｍ（幅員４～７ｍ）区間で延長87・７ｍの大型ブロック積工６９８・７㎡や舗装工３４０・７㎡、植生工39・６㎡、16・２立方ｍの根継工を施工。このほか、仮設工として大型土のう袋２５９袋を使用し、延長１８４ｍの工事用道路工を施工する。設計は冨永調査事務所（高崎市）が手掛けた。

上野２２２１号線（第６７５号）については、51ｍ（幅員７・２～10・５ｍ）区間において◇多数アンカー式補強土壁工＝Ｌ39ｍ、Ｈ５～６ｍ◇Ｌ型擁壁工＝Ｈ２ｍ、Ｌ６ｍ、Ｈ３ｍ、Ｌ６ｍ◇防護柵工（Ｇｒ－Ｃ－２Ｂ）＝Ｌ51ｍ◇Ｌ型側溝工（２５０Ａ）＝Ｌ８・５ｍ◇横断側溝工（Ｂ３００㎜×Ｈ５００㎜）＝Ｌ６・２ｍ◇コルゲートパイプ工（半割φ５００㎜）＝Ｌ６・２ｍ◇集水桝工（７００㎜×７００㎜）＝Ｎ１基◇角型Ｕ字溝工（Ｂ４００㎜）＝Ｌ69・２ｍ◇舗装工＝Ａ３４６・８㎡◇アスカーブ工＝Ｌ51ｍ◇区画線工＝Ｌ80・６ｍ－などを施工する。設計は冨永調査事務所が担当した。

このほかの工事概要は次のとおり。

【上野２２０６号線（第６５８号）】

◇復旧延長＝Ｌ11ｍ、Ｗ６・１～６・６ｍ◇ブロック積工＝Ｌ９・４ｍ、Ａ49・４㎡◇小口止工＝Ｖ11・４立方ｍ◇摺付工＝Ａ14・６㎡◇工事用道路工＝Ｌ38ｍ◇大型土のう工＝Ｎ42袋－。設計は冨永調査事務所が担当した。

【上野２２０６号線（第６５９号）】

◇復旧延長＝Ｌ６ｍ、Ｗ４・３～４・６ｍ◇ブロック積工＝Ｌ５・４ｍ、Ａ22・９㎡◇小口止工＝Ｖ２・８立方ｍ◇摺付工＝Ａ16・４㎡◇舗装工＝Ａ６・９㎡◇ガードレール工＝Ｌ６ｍ◇区画線工＝Ｌ６ｍ－。設計は冨永調査事務所がまとめた。

【上野２２０６号線（第６６０号）】

◇復旧延長＝Ｌ23ｍ、Ｗ６・３～８・６ｍ◇土砂撤去工＝Ｖ１９１・１立方ｍ◇ガードレール工＝Ｌ14・６ｍ－。設計は冨永調査事務所が手掛けた。

【上野２２０６号線（第６６４号）】

◇復旧延長＝Ｌ９・６ｍ、Ｗ６・９ｍ◇大型ブロック工＝Ｌ９・６ｍ、Ａ90・５㎡◇摺付工＝Ａ42・３㎡◇舗装工＝Ａ12・６㎡◇ガードレール工＝Ｌ18・９ｍ◇工事用道路工＝Ｌ50ｍ◇大型土のう工＝Ｎ46袋－。設計は冨永調査事務所が担当した。

【上野２２０７号線（第６７２号）】

◇復旧延長＝Ｌ75ｍ、Ｗ４ｍ◇土砂撤去工＝Ｖ１８５２立方ｍ◇植生シート工＝Ａ３６５㎡◇舗装工＝Ａ１４０㎡◇木製転落防止柵工＝Ｌ55ｍ◇区画線工＝Ｌ70ｍ◇工事用道路工＝Ｌ36ｍ－。設計は技研コンサルが手掛けた。

【上野２２２１号線（第６７７号）】

◇復旧延長＝Ｌ20ｍ、Ｗ４・７５ｍ◇補強土壁工（アンカー式）＝Ｌ19・３ｍ、Ａ１１４・５㎡◇鉄筋挿入工＝Ｎ85本◇モルタル吹付工＝Ａ１２２・８㎡◇舗装工＝Ａ34㎡◇植生シート工＝Ａ72㎡◇区画線工＝Ｌ20ｍ◇ガードレール工＝Ｌ20ｍ◇工事用道路工＝Ｌ15ｍ◇大型土のう工＝Ｎ32袋－。設計は技研コンサル（前橋市）がまとめた。

【上野２－８号線（第６５７号）】

◇復旧延長＝Ｌ１５８・３ｍ、Ｗ６・５ｍ◇植生シート工＝Ａ３０３㎡◇舗装工＝Ａ９０４・５㎡◇Ｕ型側溝工＝Ｌ１５５ｍ◇アスカーブ工＝Ｌ30ｍ◇ガードレール工＝Ｌ30ｍ◇外側線工＝Ｌ２７８・３ｍ◇中央線工＝Ｌ79・２ｍ－。設計は冨永調査事務所が手掛けた。