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栃木県芳賀町

芳賀町、新たな桜の名所を創出、芳賀遊水地と五行川沿いで

2021/05/22 日本工業経済新聞(栃木版)

 芳賀町は芳賀遊水地両岸に約1600mの遊歩道と、1級河川五行川沿いに芳賀遊水地と道の駅を結ぶ1200m区間で桜堤を整備する。今年度当初予算には、芳賀遊水地の遊歩道整備や多目的広場の実施設計費686万4000円、五行川沿い桜堤は測量設計費1200万円を計上。芳賀遊水地の設計は4月27日に指名競争入札を実施し、景観プランニング(宇都宮市)に委託した。

 芳賀遊水地の遊歩道は外周に整備。幅員2・5m程度を想定し、管理面も考慮した上で施工する。多目的広場は、面積約4300平方mを左岸側に整備。せせらぎ水路や花壇、トイレ、四阿、ベンチなどの休憩施設を設置する。

 五行川沿い東側に整備する桜堤は、県が進める町北部第2地区圃場整備事業に併せ、事業用地の幅員13mを創設する予定。圃場整備事業の設計が固まり次第、測量・設計に着手する。

 桜の植栽、道路構成などについては、五行川堤防や圃場に影響を及ぼさないように配慮する必要があるため、関係機関と協議しながら今後詳細に検討する方針。

 工事時期についても圃場整備事業のスケジュールと密接に関係するため、進捗状況を見ながら適切な時期を設定する予定。

 町では、町民の憩いの場や観光誘客の場として活用するため、新たな桜の名所を創出する。芳賀遊水地と五行川、道の駅一体で町の周遊性を向上させる。

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