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群馬県安中土木事務所

県安中土木が(仮称)碓氷川橋の整備概要示す

2021/06/01 群馬建設新聞

県安中土木事務所は、主要地方道安中富岡線(西毛広域幹線道路安中富岡工区)に橋長99mで新設する(仮称)碓氷川橋の整備概要を示した。碓氷川を跨ぐ、全幅13・8~22・421mの鋼2径間連続合成少数鈑桁橋として整備する。上部工の形状はバチ形。工事着手時期については、用地買収の進捗を踏まえ決定、早期の発注を目指す。架設場所は安中市安中。

安中富岡工区は安中富岡線のバイパスとなり、安中市安中地内から富岡市上高尾地内までの6300m区間が対象。うち、安中土木事務所が4250m区間(幅員10・5m)の道路事業、450m区間(幅員17m)の街路事業を担当。担当区間では碓氷川橋のほか、橋長40mの(仮称)市道中宿水口線跨道橋や橋長41mで計画する(仮称)柳瀬川橋、橋長26・3mの(仮称)小萩山橋の架設工事を実施する。現在、用地買収などを進めており、2029年度の事業完了を目指し工事を進める。

碓氷川橋の幅員構成は、安中市側から富岡市側に向かった下り線が◇地覆=0・4m◇歩道=2m◇歩車道境界ブロック=0・5m◇車道=4~8・148m。上り線は◇車道=4~8・5m◇歩車道境界ブロック=0・5m◇歩道=2m◇地覆=0・4m。縦断勾配は安中市側から富岡市側へ向かって5%の下り勾配となる。

上部工の鋼重は383・2t。耐候性鋼材を使用する桁の本数は4本で、桁長が98・5m。床版は鋼・コンクリート合成とし、厚さ25~27㎝で施工する。架設はトラッククレーン工法を想定している。下部工として逆T式橋台2基と張り出し式橋脚1基を整備する。下部工は全て直接基礎となる。

左岸側に設置するA1橋台は高さ8m、幅14・282m、コンクリート311・1立方m。使用する鉄筋量は14・3t。

A2橋台が高さ14・9m、幅23・212mの規模で、1290・8立方mのコンクリートと鉄筋89・5tを使用し施工する。

P1橋脚は高さ20m、幅19mで設置。コンクリート1034・2立方mと137・8tの鉄筋を使用する。支間長はA1からP1まで50・4m、P1からA2は46・4m。

碓氷川橋の詳細設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。

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