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栃木県芳賀町

芳賀町、LRT軌道敷設に債務19.8億、10月以降に全区間発注へ、一般競争で複数工区に分割

2021/06/05 日本工業経済新聞(栃木版)

 芳賀町は、LRT整備事業の軌道敷設工事費に2021~22年度の債務負担行為限度額19億8000万円を設定。6月補正予算に盛り込んだ。町の整備区間約2500mを複数に分割し、10月以降の同時期にまとめて発注する見込み。工事契約は今年度中の議会承認を得て締結する予定。早ければ今年度中に着工する。23年4月の開業スケジュールに合わせた工事完了を目指す。

 工事概要はスラブ据え付けやレール敷設など。工事にはコンクリートスラブの製造も含まれるため、製品納入時期によっては着工時期の変動もあるとしている。町の整備区間では全区間のレールを樹脂で固定する。

 工事区間は宇都宮市との境を起点とした県道宇都宮茂木線(芳賀台ほか)から町道台ノ原下原線(下高根沢ほか)を経由した終点「本田技研北門前」まで。町が整備するのは幅員約6・5mの路線中央部。

 分割発注する際の区間の分け方については、先行して整備を進めている宇都宮市の事例を参考にしながら検討を進めていく。

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