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群馬県渋川市

伊香保温泉29施設の改修 観光庁補助金が採択

2021/06/11 群馬建設新聞

渋川市が渋川伊香保温泉観光協会と策定した石段街を中心とした周辺再生計画がこのほど、観光庁の既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業として採択された。景観改善や観光施設価値向上などといった改修工事に補助金が交付される。対象はホテルニュー伊香保など29事業者施設。補助額は総額で3億円程度となり、全体事業費は6億円を越える。2022年2月末までに改修などを完了させる運び。

採択されたのは29事業者施設(表参照)。高付加価値化改修や観光資源換気・感染症対策等設備導入を行う。

再生計画によると、20年9月に火災が発生したホテルは解体し、手湯コーナーやミニ公園を設置する。ほかの施設についても、宴会場を個室に改修するなど感染症対策にも留意した施設改善を行う。総事業費に6億6000万円程度を見込んでいる。補助金は各事業者が国に申請する予定。補助金交付の条件として、22年2月末までに改修等を完了させる必要がある。工事の発注や契約が可能となるのは、交付申請を国に提出し決定が通知された後。交付申請は採択から1カ月以内に国に提出する必要がある。

同事業は観光拠点再生計画に基づき、地域の魅力と収益力を高める事業に短期集中で支援するもの。全国102地域が採択されており、県内ではほかに中之条町、みなかみ町、草津町温泉観光協会が採択された。

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