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群馬県館林農村整備センター

館林農村整備センターの主要事業

2021/06/12 群馬建設新聞

県東部農業事務所館林農村整備センター(篠原孝幸センター長)は2021年度の事業概要を示した。五箇谷地区(板倉町)は事業費1億6880万円を確保、15haのほ場整備などを予定している。下江黒地区(明和町)は第1工区、第2工区で引き続き区画整理工を進める。事業費は1億5000万円。城沼水路地区(板倉町)も1億5000万円の事業費で、3500mの管路工などを進める。いずれの地区についても9月ごろの工事発注を見込んでいる。

五箇谷地区は板倉町大高嶋地内の谷田川南側約108haが対象。21年度施工区域はおおむね15haを想定しているが今後、地元の土地改良区と協議して決定する。また、道路工事も1件計画。幅員が狭い延長600mで幅員6・5mに拡幅する。全体計画は現況10a区画を30a以上の区画へ広げる。設計業務はプロファ設計(伊勢崎市)が担当した。事業は16年度に着手し、23年度の完了を予定。これまでに約48haが完了している。

下江黒地区は一級河川谷田川と県道麦倉川俣停車場線に挟まれた約24haが対象。区域は谷田川南側に位置する約13haの第1工区および、麦倉川俣停車場線の北側に広がる第2工区約11haに分かれている。21年度は第1工区4・4ha、第2工区8・6haで区画整理を予定。道路舗装工事は2000mで計画しており、ほ場整備とは別工事として発注する。同整備により水田から畑へ転換し、レタスやキャベツなどが栽培される。設計はプロファ設計が担当した。

城沼水路地区の21年度工事は板倉町籾谷地先で、水路工10m、管路工3500m、揚水ポンプ機場新設工事が内容となる。それぞれ別工事として発注する。事業費は1億5000万円。同水路は館林市楠町地先を流れる鶴生田川から取水し、約3000m下流で板倉町籾谷地先の板倉川に合流する。うち、水路改修は約1600mの計画。邑楽土地改良区が管理する同水路の改修は、上流側から工事を進めている。ブロック積み水路や土水路からL型水路工やフリュームへの改修が基本。改修後の断面は幅4・5m×高さ2・0mとなる見通し。

設計はプロファ設計が実施した。

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