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2021年度大型案件―県央鹿行建築編―保健福祉拠点9月議会(神栖市)/道の駅計画月内プロポ(大洗町)

2021/04/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 県央・鹿行地区における2021年度の主な建築関連事業をまとめた。神栖市では地域交流・保健福祉機能拠点施設を7~8月に一般競争入札で発注する。9月議会での本契約可決を目指す。また波崎体育館敷地内に整備する屋内プールに着工する。庁舎建設を計画する行方市は、下半期以降に事業者の公募または設計者の選定に取り掛かる。大洗町においては道の駅おおあらいの整備に向け、基本構想・計画・設計に着手。月内にプロポーザルを告示し、業者選定を進めていく。


【神栖市】

 ◆地域交流・保健福祉機能拠点整備=RC造2階建て、延べ床面積約3000㎡規模を想定。建設地は鹿島労災病院第二駐車場跡地で、現在はフェンスに囲まれたアスファルト舗装の駐車場となっている。実施設計は㈱楠山設計(東京都)が6月末までに策定。建設は10月着工に向け7~8月に発注し、9月議会における本契約承認を想定している。完成は22年度末を予定。

 ◆(仮称)はさき屋内温水プール整備=メインプール(7レーン)や温浴施設、トレーニング室、談話室などを配置。災害時の利用を想定し、自家発電機やプール水の緊急用浄化装置も設置する。規模は1600~1800㎡を想定している。市内小中学校プールの老朽化が進んでおり、集約化を図るため波崎体育館敷地内に整備する。基本・実施設計は㈱土屋建築研究所(千葉県成田市)。

【行方市】

 ◆庁舎建設整備=なめがた地域医療センター敷地周辺に2~3階建て、必要床面積5500㎡を見込む。総事業費は約32億円~約38億円と試算。事業手法はDBM方式を検討している。21年度下半期以降に事業者公募または設計者選定を行い、22年度に基本設計、23年度に実施設計を進めて着工し、25年度の供用開始が目標。

【大洗町】

 ◆道の駅おおあらい(仮)整備=町のさらなる賑わいや新たな雇用の創出による地域活性化を目指す複合型交流拠点施設とする。既存施設の活用も視野に入れ、早期供用を目指す。施設内には災害時のエネルギー供給の確保や売電収入による持続可能な運営を図り、太陽光パネルの設置も模索する。

【小美玉市】

 ◆茨城空港周辺まちづくり構想=「空のえき そ・ら・ら」の拡張および機能強化、空港までの歩道の遊歩道化(そらら参道)、北山池の「エコトープ」化、自衛隊の広報・交流施設「Jフロント」―の4つを構想。実現に向けて基本計画の策定に着手する。早くても6~7月になる見込みで、発注形式は指名競争入札やプロポーザルなどを含め検討。

【茨城町】

 ◆文化的施設整備=中央公民館大ホール棟を解体し、跡地に新しい文化的施設を整備する。外部の検討委員会において基本構想案をまとめ、早ければ夏ごろに意見を公募する。基本構想がまとまれば、基本設計に取り掛かる。


 【図=地域交流・保健福祉機能拠点の外観イメージ(神栖市)】

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