草津町は再整備を計画している中央通りについて、今後事業化に向けた検討を本格化する。国道292号の渋滞緩和に向けた町道の立体交差整備と温泉門の建設に伴い同通りの改良を中心として再整備を行うもの。
同通りは草津温泉の玄関口としてかつては賑わいを見せていたものの、近年は人通りも少なくなっており活性化が望まれていた。
現段階の計画では、車道の幅員を7mから4mに縮小し、路肩に1・25m~1・45mの歩行可能幅を設けるとしている。
整備にあたり、用地買収などは基本的に行わず、現状の幅員のまま改良する。
車道は白色の半たわみ性舗装でスリット模様をあしらう。車道と歩道の間に300㎜×300㎜のボックスカルバートを埋設し、10m間隔でグレーチングを設置。融雪施設は既存の管を生かす。
路肩部分は車道とフラットにし、黒御影石割肌の半ピンで仕上げる。また、幅1m、長さ1・5m、深さ1・5mの植栽スペースを整備。約15m~20m間隔で中高木のイロハモミジを二脚鳥居支柱により植栽する。
立体交差および温泉門の整備と併せながら事業を進めるため、立体交差整備を受託している県などと調整を行っていくとしている。