新潟市道路保全協会(阿部茂幸理事長)は、本年度の公益事業で北区平林地内にカラー標識の設置を施工寄贈した。同協会では毎年、公益事業「子どもを守ろうプロジェクト」の一環として安全・安心な通学路の確保に市内で路面表示などの施工寄贈を続けている。
15日には新潟維持サービスによりFCMグリーンベルト25・2㎡が施工された。施工地は、豊栄市街地と阿賀野市街地をつなぐ新潟安田線の緩やかにカーブした箇所で、岡方第1小学校の通学路に指定されているが、歩道は設置されていない。また子どもの安全だけでなく、施工地近くには北区相乗りタクシー乗り場も設置される。
新潟維持サービスの桑原一也氏は「他県では、帰宅途中の小学生の列にトラックが突っ込む事故があった。道路管理者の安全対策予算にも限りがある。今回の施工により、少しでも視認性が向上し、ドライバーに注意喚起することで、子どもの安全確保につながれば」と話した。
このほかに同協会では本年度に中央区笹口の笹口小学校および新潟えきなかこども園、江南区の亀田小学校通学路など3カ所への施工寄贈を計画している。また市内カーブミラーの点検清掃や柳都大橋中央分離帯での除草作業などのボランティア活動も継続的に行っている。
【写真=新潟維持サービスが施工】