太田市は２０２２年度の保育所等施設整備事業に１億９３６５万９０００円を見込んでおり、大原西保育園（大原町１７７７）の建て替え工事費に補助を行う方針。建て替えに向けた設計業務は時設計（東京都中央区）が担当している。工事は22年度に園から発注を行う。

大原西保育園は社会福祉法人大樹会が運営。同園の敷地面積は２１６３・４８㎡で、既存園舎はＷ造平屋、床面積４２５・５９㎡。１９７７年に建設されており、老朽化が著しいため、建て替えを実施する。

新たな園舎も同様にＷ造平屋とし、床面積は若干、増える見通し。92年に遊戯室を増築し、定員は現在、70人。建て替えにより定員は80人となる。

同事業には国の保育所等整備交付金を活用し、内示が５～６月ごろ、７月ごろの交付決定を見込んでいる。事業費のうち１億２９１０万６０００円が国庫支出金となる。

市は、21年度に民間の保育施設など３園の施設整備費を補助。宝泉保育園建て替え工事など３園合わせて、当初予算に３億９３７７万６０００円を計上していた。

改修を実施したのは宝泉保育園（宝町３９３）、ふじあく保育園（藤阿久町４８１－１）、牛沢こども園（牛沢町１０７７－１）。今後も引き続き建て替えや老朽化したブロック塀改築などを進め、耐震化を図る。こども園では増築を進め、０～２歳児の潜在的待機児童の解消を進める。