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山梨県甲斐市

屋体大規模改修など 甲斐市の本年度設計委託

2021/11/20 山梨建設新聞

 山梨建設新聞は甲斐市が本年度発注した設計業務をまとめた。建築関連で注目されるのは、竜王南小体育館・大規模改修の設計。内外装を全面的にリニューアルする計画で来年度の着工が見込まれる。土木関連では竜王赤坂橋などの補修工事の設計のほか、県が進める都市計画道路・田富町敷島線の整備に伴う下水道設計などに着手した。

 竜王南小体育館改修の設計は小宮山和人設計工房が受注した。教育総務課によると、S造平屋建てで、延べ床面積は1199㎡。躯体を残し全改修する予定で、併せて多目的トイレを新設するという。現時点の見通しでは、工事発注は2022年末ごろになる見込み。入学式や卒業式で施設を利用することを考え、本格的な着工は23年春を予定している。

 補修する竜王赤坂橋は竜王新町地内に架かる橋。ポステンPC変形斜材付・π型ラーメン合成T桁橋。橋長は約47m。設計はサンポーに委託した。本年度補修している大境橋(宇津谷地内)、金石橋(牛句地内)、蟹河原橋(天狗沢地内)同様、渇水期での施工が予想される。

 このほか昇仙峡ライン近くの千田橋(千田地内、単純H桁橋、L33m)の補修設計をハヤテコンサルタント、双葉スポーツ公園南に架かる西原橋の補修設計をヤマテックに委託。来年度の着工を目指す。

 田富町敷島線は市内を南北に結ぶ新設道路で、県が事業主体。国道20号山県神社北交差点などを通過するもので、市は下水道施設を整備している。本年度は「富竹Ⅱ期工区その1」(クヌギ建設コンサルタント)、「同工区その2」(太陽設計)、「仲新居工区」(ハヤテコンサルタント)の設計に着手。延べ約3・9㎞区間について、来年2月15日までにまとめる。

 このほかの主な設計委託は次のとおり。

◆建築関連

 ▽消防団敷島第1分団第1部詰所(野口一級建築設計事務所)▽双葉ふれあい文化館外壁(ビルディングワークショップ一級建築士事務所)▽敷島保育園天井耐震化(ビルディングワークショップ一級建築士事務所)▽敷島体育館LED化・アリーナ床改修(建築工房おたぎり)

◆土木関連

 ▽下八幡3区水路(ハヤテコンサルタント)▽市公共下水道の竜王新町・名取地区(ハヤテコンサルタント)▽配水管敷設替え・甲斐市1・2工区(クヌギ建設コンサルタント)▽竜王田中線道路(龍栄)▽西八幡地内雨水対策(ハヤテコンサルタント)▽榎万才線道路(ハヤテコンサルタント)

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