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3か年総額10.6億円/田中小長寿命化を推進/3分離で4月までに公告/柏市補正

2021/11/26 日刊建設タイムズ

 柏市は、29日開会の第4回定例議会に上程する一般会計補正予算案第6号と第7号などの概要を明らかにした。第6号で、田中小学校校舎長寿命化改良事業に総額10億6040万円の3か年継続費を設定。対象は第2校舎、第3校舎、多目的校舎。建築、電気設備、機械設備の3分離とし、2022年4月までに一般競争入札を公告する予定。22年6月定例議会で請負契約締結について承認を受けて着工し、23年度末までの完了を目指す。

 年割額は、21年度0円、22年度3億758万6000円、23年度7億5281万4000円。

 建物は▽第2校舎=RC造3階建て、延べ床面積688㎡▽第3校舎=RC造3階建て、延べ床面積1542㎡▽多目的校舎=RC造平屋、床面積425㎡。

 設計については土屋建築研究所が12月28日までの納期で担当している。

 さらに、改良工事中に使用する仮設校舎の賃借料に、22~23年度を期間とする限度額6270万円の債務負担行為を設定。第1校舎の建て替えに伴い設置された仮設校舎の賃借期間を延長するもの。

 また、道路改良工事について、22年度までを期間とする限度額8100万円の債務負担行為を設定。また、下水道事業会計補正予算案第1号において、公共下水道整備に22年度までを期間とする限度額6800万円(測量委託1000万円、汚水枝線工事3300万円、雨水枝線改築工事2500万円)の債務負担行為を定める。これにより、発注時期・施工時期の平準化を図る。

 公立保育園の空調設備改修事業5430万円を計上し、同額の繰越明許費を設定する。内訳は、富勢保育園4100万円、高柳保育園1330万円。設置から10~20年程度を経過した空調設備の老朽化に伴い、改修工事を実施する。予定工期は22年1~7月。

 一般会計は、第6号で30億248万8000円、また第7号で30億9375万円を増額し、総額1531億5343万8000円となる。

 そのほかの主な歳出等は次の通り。

○一般会計補正第6号

【新型コロナウイルス対策】

 ▽新型コロナウイルス感染症宿泊療養事業修繕料=50万円▽感染症拡大防止対策支援事業補助金・ゾーニング環境の整備(6施設)=3100万円▽感染症拡大防止対策支援事業補助金・2方向から出入りできる面談室の整備(9施設)=1351万円

【第5次総合計画後期基本計画施策】

 ▽情報教育の推進(無線アクセスポイント等の情報機器やタブレット端末の充電保管庫設置)=4642万円▽通学路の交通安全施設整備(32か所、ガードパイプ・車止め・区画線の設置など)=1760万円

【繰越明許費】

 ▽新型コロナウイルス感染症対策事業(防災備蓄拠点の整備)=6793万6000円▽柏北部地区公園整備事業=6253万9000円▽道路新設・拡幅事業(南部クリーンセンター周辺道路整備)=1601万2000円

【債務負担行為】

 ▽柏インター西土地区画整理事業・公共施設管理者負担金等(22~25年度)=限度額7億2500万円

○北柏駅北口土地区画整理事業特別会計補正第1号

【繰越明許費】

 ▽北柏駅北口土地区画整理事業(委託料、工事費、負担金)=1億4739万5000円

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