北陸地方整備局と日本道路建設業協会北陸支部（海野正美支部長）は11月30日、新潟市内の北陸技術事務所においてi-Construction技術講習会を開いた。参加した会員企業の担当者は、北陸地方整備局のi-Constructionの取り組みについて説明を受けた後、舗装のＩＣＴ施工技術や地上型レーザースキャナ（ＴＬＳ）を使った測量と出来形管理について、実践的な講習を受けて理解を深めた。

　この講習は会員企業の土木関係技術者を対象にＩＣＴ舗装工（測量・出来形管理）の習得を目的に開いたもの。

　冒頭のあいさつで北陸地整道路部道路情報管理官の松永和彦氏は「工事現場を支える技術者、技能者の皆さんは今後、大量退職の時期を迎える中で、建設現場の生産性向上は避けて通れないことから、国交省はi-Constructionに取り組んでいる。生産性向上や働き方改革に寄与するものであり、本日の研修で積極的にＩＣＴ技術を習得して各々の現場で導入していただくとともに、社内でＩＣＴ技術活用のメリットについて展開して、建設現場の生産性向上と働き方改革に寄与してほしい」と期待した。

【写真＝説明を受ける参加者】