建設業の未来を拓く (株)日本工業経済新聞社 ホーム 会社概要 サイトマップ お問い合わせ セキュリティーポリシー サイトポリシー
埼玉建設新聞 日本工業経済新聞 茨城版 群馬建設新聞 山梨建設新聞 新潟建設新聞 長野建設新聞


そっちはそっちで(群馬・OS) 2017/04/28
そっちはそっちで
▼缶コーヒー「ジョージア」のCMが面白い。ベンチでコーヒーを飲みながら、休憩中の営業マンと、とび職人が互いの仕事の大変さを思うというもの。営業マンはとび職人を見て「いいなぁストレス無さそうで」と思い、とび職人は営業マンを「いいなぁ楽そうで」と、うらやむ
▼二人は自分がその職業だったら、と想像してみる。営業マンは高所での怖くて危険な作業、とび職人はお客に土下座して謝るシーンを思い浮かべ、意外と大変な仕事だと気付く。最後には「お疲れ。誰だか知らないけど」と心の中で相手をねぎらい、飲んでいたコーヒーの缶をごみ箱に捨てる順番を譲り合う
▼隣の芝生は青い。何でも他人のものはよく見えるもので、人の仕事がうらやましく思えることも、間々あること。ただどんな仕事も形は違えど苦労は付きものだろう
▼土木業者がこう愚痴を言っていた。「まったく、こんな設計組みやがって、この場所にユンボが入るわけないだろう。設計屋は現場のことまで考えてないんだろうな」。狭い場所でユンボが反転できず、手作業になると嘆いている。設計者にしてみれば、限られた情報で設計を作らねばならず、現場の状況にそぐわない場合もある。後から巨大な石が出てくることなど無論想定外だ。細かいパソコン作業の連続で頭はパンパン。「こっちの苦労も、分かってくれよ」と言いたいかもしれない
▼大半の土木事業は調査・設計と施工は別々の業者が請け負う。そこに発注者である行政を加えた3者が手を組み初めて事業は成り立つ。相手の苦労を思い、ねぎらう。この世は持ちつ持たれつで動いているのだが。(群馬・OS)
ページトップ