コラム

2003/01/07

2003年を迎えて思う[水・YH]

2003.01.07 【2003年を迎えて思う】

▼知人からいただいた10年日記は今年で3年目を迎えた。過去2年間空白の日は無い。この日記は1ページに10年分のスペースがある。1日分は5行だけだ。過去の今日が一目瞭然。知人の期待を裏切れないという反面、1日分が5行だけという気楽さが継続を支えた

▼正月は相変わらず仕事を忘れどっぷりと趣味の世界にのめり込んでいる。大学箱根駅伝は見逃せない正月の楽しみ。東京・箱根間往復216・4キロを10人が襷(たすき)をリレーする。延べ11時間3分47秒が今年第79回大会の駒沢大学の優勝記録

▼順天堂大学・中川選手は15人抜きの記録を29年ぶりに塗り替えた。この記録を本人は知らなかった。無名の選手がひたすらたす襷をつなぐ。雪が舞う中での復路スタート。総合優勝まで残す2人。その9区で逆転された山梨学院大の選手の気持ちを思うと胸が熱くなる。駆け引きも去る事ながら、見えない心の葛藤がこのスポーツの面白さだ

▼また新春初売り風景も今年は例年と違った印象でニュース見た。東京のデパートでは9800人が並んだ。10万円相当の福袋が飛ぶように売れる売れる。凄まじいばかりの奪い合い風景だ。全国百貨店の9割が2日から初売りを行った。不景気などどこ吹く風の様だが「実は必死なまでの生き残り策の具体例なのだ」と冷めた感覚

▼「やっぱり激動」の年。今年を占う新春対談やアンケートによると、デフレ状態からの脱却は難しい、完全失業率5・5%台の継続等々枚挙にいとまがない。しかし、バブル崩壊と言われ何年経過しただろう。学習効果は充分なはずである。再認識し新しいスタンスでスタート。(水・YH)

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