コラム

2003/01/11

お風呂で温まろう

2003.01.11 【お風呂で温まろう】

▼慌しい年末から新年を迎え、ほっと一息つくこの頃だが、寒さの本番はこれから。こういうときこそ、お風呂でのんびり温まりたい。夏はシャワーで済ませる人も、冬は肩まで湯に浸かることが多いのではないだろうか

▼お風呂の歴史は古く、紀元前1、800年ほどのクレタ島クノッソス宮殿には、王と后のバスタブがあったそうだ。日本では仏教と共に伝わり、お寺でのお清めに利用されたのが始まり。江戸時代には銭湯もでき、庶民にも広がったとされる

▼お風呂の習慣といえば、冬至の「ゆず湯」、端午の節句の「菖蒲湯」が一般的。特にゆずは、皮に含まれるピネン、シトラールなどの精油成分が身体を芯から温め、湯冷めを防ぎ、風邪予防に効果的。さらに肌をツルツルにしてくれる嬉しいおまけもついている。なら冬至以外でも、冬の楽しみとして頻繁に「ゆず湯」に入りたい

▼このほか最近は多種多様な入浴剤が販売されていて、その日の気分で色・香り・効能を楽しむことができる。おもちゃも兼ねて、動物型にカットしたヒノキも販売されている。市販の入浴剤のほか、ミカン、グレープフルーツの皮を干して手作りしたり、生のリンゴ、ハーブ、牛乳、バラ、コーヒー、酒、炭等々、身近なものを活用してもいい

▼ちなみにゆずは、日当たりの良い場所で自家栽培もできる。ゆずは9年で成り下がる、と言われるが、接ぎ木をすれば3年〜5年で結実も可能。自分で育てたゆずを、湯船にぷかぷか浮かべるのはとても楽しい。さまざまな入浴剤は気分を盛り上げてくれる。入浴はストレス解消にも効果的。色々工夫してみるのも面白いのでは。

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