コラム

2003/06/18

身体と機械の点検を(前・HH)

2003.06.18 【身体と機械の点検を】

▼突然「歯」が痛くなった経験をした方は多いのではないだろうか。少し調子が悪いな、と感じつつも歯医者に行くのを先送りにし、我慢できなくなって助けを求める結果になる。筆者は先日こんな事態に遭遇した

▼原因は歯周病と診断され、長期間にわたる治療を開始した。日本人が中高年になって歯を無くす原因は、虫歯よりも歯周病だそうだ。自覚症状がほとんど無く、急に歯ぐきに異常が発生し、歯が抜け落ちてしまう怖い病気。実に日本人の約7割が歯周病の持ち主といわれている。早い段階でのチェックで、総入れ歯は防げる

▼ところで、建設業界の仕事はこれからが本格化。年間通して利用している機械は、さほど必要がないかもしれないが、余り利用されず、ここぞという時に力を発揮する機械の調子は如何だろうか。その機械が問題なく使用できれば、数時間で終了する作業が、使用できないため2〜3倍かかるような事態にならないだろうか

▼建設業で利用する機械の発展は、目まぐるしい。地下足袋にスコップを経験した方は数多くいる。その人々が現役として活躍している現在までに、ユンボをはじめ、クレーン車、削岩機などの一般土木機械から、材料となる手練りの生コンクリートが、プラントの開発により、ミキサー車による生コンクリート搬入など様々な分野で進化してきた

▼これらは、工期の短縮を図るため、より効率化を目指し、「3K]といわれ人手不足の解消策として、建設業界が研究を重ねたたまもの。これから仕事の最盛期を迎え、少しでも効率を上げるためにも、自らの体の点検とともに、様々な機械や道具の点検を勧めたい。(前・HH)

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