コラム

2003/07/02

ワクワクするモノ(甲・SA)

2003.07.02 【ワクワクするモノ】

▼昼食をコンビニエンスストアで済まそうと買いに行ったある日のことである。菓子類が並ぶ色華やかなコーナーに目が合った。筆者が子供の頃に見覚えのあるヒーローやキャラクター達が今、食玩(しょくがん)として、たくさん陳列され復活しているのに驚いた。一方で、あまりの懐かしさに、夢中になっておまけを集めていた幼少時代を思い出した

▼この「食玩」とは、お菓子とおまけ(玩具)が1つの箱に収まって販売しているもので、値段も300〜500円強とお菓子にしては少し高価な品物だ。特にメインの「おまけ」がとても精密で美しい仕上がりである。種類も人形をはじめ、模型やぬいぐるみ、最近では音楽CDなども入っているものもある

▼これらを眺めていると、ついつい時間を忘れて興味本位で思わず買ってしまう。また、趣味として収集している人も多いと聞く。品物を買って中身を開けてみないとわからない未知のモノにワクワクするような感覚は、いつになってもたまらないものである

▼さらに、飲料水のコーナーへ進むと、とあるコーラメーカーが20年ほど前に販売した飲料水「アンバサ」や、缶のデザインを昔のものに復刻した炭酸飲料「スプライト」が復活していた。まるで何十年ぶりかに出会った懐かしい友人のような再会に、とても気軽な購買欲がそそられる

▼まだまだ消えてはいけない古き良き楽しかったモノの復活は、時代が平成になっても超えることのできない過去の偉大さから来るものなのか。または、昭和の景気に是非ともあやかりたい平成時代の姿なのか。誰もが望んでいる、落ち込みきった景気の回復を早望みたい。(甲・SA)

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