コラム

2003/11/26

奇跡の地球ということ(甲・TK)

2003.11.26 【奇跡の地球ということ】

▼もう何か月も前になってしまったが、NHKで『宇宙 〜未知への大紀行〜』という番組が9回に分け放送された。その中で「もうひとつの地球を探せ」と題された放送分では、地球のような太陽系の惑星が存在することの難しさを改めて教えてくれた

▼太陽系以外の惑星系では、太陽のような恒星の周りを木星のようなガス惑星のみが周っているだけのものが大半。惑星がいくつか存在していたとしても、地球より外側に木星や土星のような巨大な惑星があるのも重要な要素。これらの巨大惑星が盾となり、惑星系の外から来る隕石などが地球へ衝突するのを防いでいるのである。このシステムで地球は何10億年とかけて育んできた

▼そんな「奇跡の地球」の環境を内側から破壊しようとしているのが、人間。環境を破壊することは、酒、タバコ、麻薬などと同じで、自分自身を傷つけることと同じ。わかっていてもやめるのが大変難しいのだ

▼しかし、その一方で地球環境問題に真摯に取り組んでいる団体や企業もある。身近にもゼロエミッション(廃棄物ゼロ)の山梨県の国母工業団地や、長野県のプリンターメーカーなど。当然ながら、他にも環境問題に取り組んでいる事例などは沢山ある

▼資源は誰の物でもなく、地球からの借り物だと思う時がある。そこまで大袈裟に考えなくても一人一人が少しずつ出来る事を心掛けることも大切だ。筆者も車を使う機会が多く、環境破壊の手伝いをしてしまっている。罪滅ぼしというわけではないが、会社では、ビン、缶、ペットボトルなどを収集分別し、リサイクルできるようにしている。身近なことからで充分である。(甲・TK)

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