コラム

2003/12/05

マイホーム夢のまた夢(前・KM)

2003.12.05 【マイホーム夢のまた夢】

▼仕事にプライベートに携帯電話はもはや生活必需品。コンビニエンスストアで支払いを済ませ、すぐに着信メールを確認すると、数通を受信して再び使えるようになる。わずか数10秒の間に改善されたネットワークを目の当たりにして驚きを感じた

▼今では日常語になったが、主に自身の端末がネットワークや周辺機器と接続された状態を「オンライン」という。逆に「オフライン」は接続されておらず利用できない状態のこと。またオンラインをインターネット上の仮想世界、オフラインを現実世界という意味で用いることもある

▼仮想世界には、名前も知らない人達が世界各国から一同に集まり自由に遊べる「オンラインゲーム」が存在しファンの支持を得ている。なかには仮想世界の土地に住宅を建築して暮らし、人を招待して会話できるものもある。建築後も家の外装や間取りを自由に変更できて、家にオリジナリティを持たせられたりと、至れり尽くせり

▼しかし、仮想世界とはいえ住宅の建築には「お金」が必要で、プレイヤーは狩りをしたり、はたまた弾き語り等をして貯蓄することになる。また土地には限りがあり、プレイヤー人口の増加で土地不足も発生。この辺の発想は現実世界と何ら変わりないのが面白い

▼海外では、仮想世界の住宅が欲しいあまり、家の持ち主とオフラインで現金売買をしたり、持ち主が他人へ転売するなどして事件になったこともある。たかがオンラインゲームの出来事だが、勘違いして仮想世界の垣根を乗り越え現実世界に戻ってしまう人もいる。世界の誰にとっても、マイホームは「夢のまた夢」なのだろうか。(前・KM)

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