コラム

2003/12/06

郵便は届いているか(松・JI)

2003.12.06 【郵便は届いているか】

▼そろそろ年賀状を出す時期だ。その年賀状だが、毎年のように不配事件が起こる。「配るのが面倒」という理由で葉書が捨てられてしまうのである。出した側にも宛先にもこの事実は伝わらない。人間関係にヒビが入るきっかけにはなるだろう。郵政民営化で郵便事業に競争が起これば、こうした事件も減るだろうか

▼日本郵政公社の定形小包郵便サービスに「EXPACK500」というものがある。500円の専用封筒に送り側と宛先を記入するだけで、切手も貼らず料金計算もせずにポストに投函できる。専用封筒はA4サイズの紙なら250枚は入る大きさ。またインターネットや電話で配達状況もわかる。この「EXPACK500」を利用してみた

▼投函は郵便局窓口でも良いのだが「手軽さが売りのはずだ」とポストにこだわってみた。専用封筒が入る大きさの口をもつポストがなかなか見つからないという障害もあったが、ようやく探しあてて投函する。夜になってインターネット追跡サービスを見ると「配達日」が載っていた。配達完了のメール通知サービスもあり、発送者が安心できる体制であった

▼自分が依頼した仕事について、受託者が最後まで遂げたかどうかを確認できるシステムは必要である。無事完了していれば、信頼できると判断して再度仕事を任せられる。信頼できなければ次は他者に任せるという方法もとれる

▼今度の年賀状も郵便局が配達する。しかし葉書には配達完了通知サービスがない。到着の成否は不明のままだ。とはいえ出した年賀状の行方を心配して、宛先の相手に「届きましたか」と電話やメールなどで確認するのも変である。無事相手に届くよう、信頼するしかないのが現状である。(松・JI)

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