コラム

2004/01/29

「ミャウリンガル」(甲府・TK)

2004.01.29 【ミャウリンガル】

▼一昨年、大ヒットとなった犬の鳴き声を翻訳する玩具「バウリンガル」に続き、猫の翻訳機「ミャウリンガル」が昨年11月に発売となった。同玩具は全国のおもちゃ屋で売り切れ店が続出。バウリンガルについては、30万個販売の経緯

▼これらの機械は、いずれも動物の鳴き声を人間の言葉に訳すという画期的な機械。これを応用し、言葉が話せない赤ん坊の声を訳す機械が開発されたようだ。これらの機械は今まで言葉がわからないと思われていた動物などを対象としているもの。逆に同じ言葉を話しながら意外にも通じあえないのが人間同士だ

▼一昨年出版されたアラン・ピーズとバーバラピーズ著「話を聞かない男、地図が読めない女」は、国内で売上が300万部を突破。この売れ行きは、人の話を聞かない人が意外にも多いことを裏付けているのだろう。また日本テレビの番組「ファーイーストリサーチ」でも、男女間の会話の違いを放送した

▼これらの本や番組から勝手な分類をすると、話を聞かないタイプは、男女の間に限らず?他人の話を最後まで聞かず決め付けている?他人の意見より優位な意見をすぐに持ち出す?自分の事(特に自慢話)ばかりしたがるなど、その種類は様々であるが誤解を生む要因はこうした所にある

▼こういう会話スタイルは、日常生活では友達をはじめ家族や恋人、仕事では仲間や部下など遠ざけるという現象を生む。当然だが問題なのは自覚症状がない人達。発注者と建設業界の関係など近年最たる物ではなかろうか。「人の話は最後まで聞きましょう」。今や子供の説教だけに使われる言葉ではない。(甲府・TK)

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