コラム

2004/02/28

4年に一度の出来事(甲・SA)

2004.02.28 【4年に一度の出来事】

▼今年は昨年より1日多い閏年。そのため、2月29日が4年ぶりにカレンダーに加わった。偶然なのか時を合わせてギリシャで開催のアテネ五輪(8月13日〜29日の13日間)も4年に一度である

▼開催まであと200日を切ったが、出場を目指す選手達にとって、代表権争いを繰り広げている今の時期が正念場だ。世界中で国をあげての出場権獲得に必死になっている。各局スポーツニュースでも、オリンピック予選の結果を取り上げることが多くなってきた。機運が日々高まってきている

▼予選の結果にも早速波乱があった。世界のトップクラスの選手が集まるメジャーリーグの選手率いる野球の米国代表が予選で敗退し、まさかのオリンピック出場を逃した。一方、日本チームは、強豪米国チームとの対戦に照準を合わせ、プロ野球選手を中心に召集し、アジア予選を全勝優勝した。米国との対戦は持ち越しとなった

▼さらにサッカーのブラジル代表が予選敗退した。出場を目指すトップアスリートの増加や、競技能力が均衡している結果なのか、五輪種目に常連国などない現実を知った一報だった。また、女子バスケットボールのアジア選手権でも吉報が入った。勝てば出場という試合の対韓国戦で、日本代表が2度の延長戦の末に勝利をもぎ取り、96年アトランタ大会以来の出場を果たした

▼会場となるアテネでは、選手を迎えるための施設の整備が急ピッチで進行中だ。毎回、様々な仕掛けが用意されている開会式の聖火点灯は、一体どんな方法で灯すのだろうか。中東やアジア等での不穏な国情を忘れ、純粋なスポーツとしての開催が待ち遠しい。(甲・SA)

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