コラム

2004/02/03

「消費者実態」について(水戸・YH)

2004.02.03 【「消費者実態」について】

▼茨城県水戸市の偕楽園からも梅の頼りが聞かれるようになった。100種3000本の見頃は概ね3月上旬から下旬とし、例年より早まりそう。2月20日から梅祭りも開会する。昨年は130万人が訪れた。しかし観光客は減少傾向。一時は160万人で賑わったという。社会背景が垣間見える

▼広告代理店の電通が1993年から消費者の消費動向を占う等の目的で「実感」を調査。このほど昨年12月調査結果を公表。それによると暮らし向き、景気見通し、耐久財支出、ファッション支出、レジャー支出意欲等が改善されている

▼その中で冬のボーナス使い道のトップは「貯蓄」とし堅実である。旅行などレジャー娯楽関係費用、借金の返済、車など耐久財の購入、衣類・ファッション関係費用などの順となっている。総じて日常意外の消費が昨年同期より2・9%アップ。多様性は消費意欲のバロメーターのようだ

▼具体的に現在欲しいとする商品では車がトップでパソコン、テレビ、旅行、住宅・土地、服と続く。これを男女別に見ると男性は車、パソコン、テレビ。女性は旅行、テレビ、パソコンの順。テレビが10月調査時よりも大幅にアップしているのも特徴だ。TVは既に一人一台を超えて、プラズマ、液晶、デジタルなど質への転換だ

▼景気見通しを「良くなる」とする判断はマスコミ、株価など。また「悪くなる」判断は政府の取り組みや施策がダントツであること等から客観的判断だ。これが主観的に「懐が豊かになった」とする日はいつの事やら。きょうは節分である「福は内、鬼は外」と大いに声を張り上げたい。人それぞれだが鬼は何。(水・YH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら