コラム

2004/02/24

茨城県が電子入札模様公開(水・YH)

2004.02.24 【茨城県が電子入札模様公開】

▼鳥インフルエンザが山口県で発生し徹底した対策が功を奏し終息。しかし近年のウィルスは甘くない。大分県でも確認され国民の「やはり」とする疑心暗鬼はつのるばかり。最近のウィルスは文化の最先端をいくコンピューターにも発生するから、森羅万象と考えても過言ではないのかも

▼そのコンピューターを使い公共工事の入札を行う「電子入札」が茨城県で初めて先週行われ報道機関にその模様が公開された。都道府県では岡山県が先んじ、茨城県は7番目。関東地方では初めての開札。中央省庁では国交省、市町村では横須賀市が先陣を切って実施

▼セレモニーとしながらも実際の入札。関係者にはピリピリした緊張感が漂っていた。当日は既報(茨城版17日付)の通り多少の戸惑いはあったものの、坂入土木部長の挨拶、開札宣言、参加16JVの入札額入力、資格審査、落札宣言とシナリオ通りに進行。滞り無く終えた。関係者はホッとした表情

▼そもそも電子入札の導入は透明性の確保、競争性の向上、事務の効率化を意図。何事にも試練はあるだろうが、地方中小零細業者にとっては大きな壁。パソコン等基盤の整備、その操作の習得等々事務の効率化どころではないのが現実。しかし幸いにも国も同様だが茨城県は郵送受付も併用したため、入札には参加

▼茨城県では工事が平成19年度、業務は17年度から全案件で導入となる。コアシステムが基本だから国交省のホームページや?リコーのホームページなどで入札シュミレーションが可能である。さいたま県、東京都等でも新年度から開始。兎に角、怠慢とするウィルスは、すべからく基本に忠実なら確実に駆除できる。(水・YH)

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