コラム

2004/03/19

住宅リフォーム事情(甲・TH)

2004.03.19 【住宅リフォーム事情】

▼最近、建築士やインテリアコーディネーターなど住宅のプロが、一般家庭の住宅をリフォームする番組が目立つ。その番組では、リフォームする家族や家庭の事情、経緯が詳細に放送される

▼リフォームする場合、家屋の構造が一番重要になるそうだ。我が国の一般的な木造住宅は「在来工法」、「2×4工法」、「プレハブ工法」と言われるものが多い。在来工法は、法的な規制を守れば自由に変更できる工法であるが、一部屋を大きくする場合や大きな開口部を設けるときは補強などが必要になる

▼2×4工法は、輸入住宅、ハウスメーカー系住宅に多く見られる。壁で建物を支える構造のため、間取りの変更は制約が多く、壁を壊して部屋を広げるなどの増改築は難しい。また、プレハブ工法は、ハウスメーカにより、材質や工法はまちまち。壁パネルを合わせた工法のため、開口部を設けたり、壁を取り除く場合は不向きと言われている

▼これら住宅では、築数年経つと、住宅本体のほかに内装、住宅設備機器のリフォームや取替などが必要になってくる。使用材料によって異なるが、大まかな目安として、キッチン、浴室、トイレ、洗面所は15年から20年。ビニールクロス、フローリング、カーペットの張替えは、10年から15年。屋根の葺替え、外壁の塗装も15年毎に改修が必要になり、リフォームする箇所が次々と出てきてしまう

▼リフォームする場合、予算配分を十分に検討し、リフォームの必要な箇所の優先順位を家族全員で話し合うことが一番大切である。筆者は、現在借家住まいだが、数十年先に夢見る「新居」建築に向け、情報を蓄積中。(甲・TH)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら