コラム

2004/04/23

資格と趣味で成果を(水・KK)

2004.04.23 【資格と趣味で成果を】

▼ゴールデンウィークも近づき初夏のような陽気が続いている。新年度で入社、転勤、異動した人や入学、進級した学生達も新しい環境にも慣れ、いよいよ本格始動といったところだろう

▼新聞や雑誌などでさまざまな資格取得や趣味のための通信講座、カルチャースクールの案内、広告等を頻繁に目にするのもこの時期ならでは。しかし資格にしろ趣味にしろ新たなことにチャレンジすることは結構難しいものだ

▼学生時代の先輩Sさんは大学時代アルバイトに明け暮れていた。しかし最後の1年間でほとんどの単位を取得し卒業にこぎつけるという離れ技をやってのけた。当然、一時は中退を覚悟したが、常識では考えられないことを可能にしたのは「オーバーな思い込みこそが人生を難しくする」という確固たる自論があった

▼1科目毎週90分授業があるとして月6時間、1年が10か月分で60時間、授業の半分は無駄があるので実質30時間、1日強だ。これなら睡眠時間を削って頑張ればなんとかなると思ったとSさんは振り返る。その後、彼は中小企業診断士などいくつかの国家資格を取得したが「成果=時間×集中力」につきると言う。特に朝の2時間は夜の4時間にまさると早朝学習を勧める。朝覚えたことを昼頃再確認するとさらに効果的だとも

▼「1日の3分の1を仕事に、3分の1を遊び(趣味)に、3分の1を休息にというのが究極の生き方だ」と聞いたことがある。忙しい現代人には無理な相談だが10分、20分というこま切れの時間を落ち穂拾いのように集めていけば、資格や趣味でも相当の成果が挙げられるだろう。それでも安易ではない。(水・KK)

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