コラム

2004/06/30

幸運を呼ぶ6月の誕生石(甲・TH)

2004.06.30 【幸運を呼ぶ6月の誕生石】

▼昔から、自分の生まれた月の宝石、つまり誕生石を身につけるという習慣がある。誕生石を身につけると、幸運を呼び、身を守ってくれるとされてことから、女性を中心に広く定着している

▼6月も今日で終わるが、誕生石は「真珠(パール)」。健康・長寿・富の意味を持つ。古来から丸くて輝きを放つものは、神聖化され宝として珍重されてきた。加工を必要とせず、自然にあるがままの姿で際だったものは真珠のほかにはない。人類の歴史の中で早くから宝珠とされ大切にされてきた

▼我が国でも、清楚で、気品にあふれた輝きを称えた歌が、古事記や万葉集に多く残されている。正倉院御物や三月堂の仏像にも当時の真珠が今も美しい輝きを失うことなく保存されている

▼昔の真珠は、貝から採り出される天然真珠だったが、今から約百年前に日本の先覚者たちが養殖の実用化に成功した。年々技術も向上し、天然のものに勝るとも劣らない真珠を大量に採取できるようになった

▼真珠の種類も様々あり、最も代表的な「あこや真珠(和珠)」や、黒蝶貝から生まれる黒、グレー色の「黒蝶真珠」。最大の真珠貝である白蝶貝から採れる「南洋真珠」、マベ貝から採れる半球形の真珠「マベ真珠」、イケチョウ貝という大型の二枚貝から採れる「淡水真珠」などがある

▼ところで、「日朝問題」や「年金未納問題」「参議院選挙」などで、忙しい小泉総理大臣は1月生まれ。誕生石は、赤や緑、オレンジ色などの色を持つ「ガーネット」。真実・忠実・友愛・貞操・勝利などの意味をもつという。同石を懐に様々な問題を解決してほしいものである。(甲・TH)

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