コラム

2004/07/09

健康は簡単なことから(水・KK)

2004.07.09 【健康は簡単なことから】

▼いささか過剰なほどの健康ブームである。テレビ、ラジオでは毎日のように健康情報番組が流され、街なかには健康食品やサプリメント、健康グッズ。書店には健康関連の書籍、雑誌が山と積まれている

▼先日、茨城県水戸市の建設会社の安全大会で有意義な講演を聴く機会に恵まれた。講師はテレビのバラエティ番組などでおなじみの服部栄養専門学校・食品学教授の鈴木章生氏。ユーモアあふれるパワフルな語りで聴衆の笑いを誘いながら、健康増進の知恵を伝授してくれた

▼肥満の怖さや生活習慣病予防のため40歳を過ぎたら肉の割合を減らし、緑黄色野菜、イワシ・サバ・サンマ・アジなどの青魚、大豆食品を多く摂る食生活に切り替える必要性を中心に説いた。最も興味を惹かれたのは水の効用だ。鈴木氏は、夜寝る前と朝起きたら必ずコップ一杯の水を飲むべきと推奨する。寝ている間に血液がドロドロになり動きがにぶるのを防ぐためとのことだが、水はクモ膜下出血、脳血栓、心筋梗塞、動脈硬化さらにはダイエット効果やストレス軽減にも役立つと指摘する

▼人それぞれに自分の健康法があるようだ。今年80歳になるIさんはかくしゃくとしてとてもその歳には見えない。彼は腹式呼吸とストレッチング、ラジオ体操を日課にしている。貧しさを経験している世代のためか今なお粗食それも腹八分を常としている

▼いかに健康に良いことでも毎日続けなければ意味がない。一日1万歩歩くのは平均1時間半はかかり難しい。自分に合った運動を見つけ習慣にしなければならない。暑い日続く。まずは朝晩の一杯の水を飲むことから始めたい。(水・KK)

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