コラム

2004/10/20

反対意見も大事な意見(前・HM)

2004.10.20 【反対意見も大事な意見】

▼最近ブログを始めた。ブログとは「ウェブ・ログ」の略語で、ウェブ上に残される記録という意味。要するに、ウェブ上に自分の日記を書き込んでいくというもの

▼無料で、用意されたテンプレートに書き込んでいくだけ。パソコンが苦手な人でも簡単だ。しかもネット上にどんどんアップされていくので、1回書き込めば30程度のアクセスがあり、通常のホームページより反応が敏感なのがうれしい。驚いたのは小中学生がかなりの割合を占めているという事。筆者の子供時代には当然んかった遊びだが、今の子供達には当たり前のようだ

▼ブログというものは、ある意味自己満足の世界で、自分の言いたい事だけ言っていれば良い。極端な話、ちょっと気に入らないコメントを書かれた時は、削除してしまってもいいわけだ。互いの名前も顔も知らないウェブ上のつきあいの場合、それでいいのかもしれないが、子供の頃からこういった人付き合いを覚えてしまうのは少し怖い

▼誰でも他人から理不尽な意見をされるのは嫌なことだ。しかし、色々な意見に耳を傾け、見方を広げるという事は大切なこと。見聞は社会性を広めるのに最も基本的なことだと思う

▼昨今、オンブズマンによる公共事業批判が後を絶たない。従来、行政に対する見張り番としての制度だが、どうも時流に乗った活動が目立つ気がするのは筆者だけだろうか。最初から悪いと決めてかかるのではなく、行政や業界側の意見に耳を傾ける姿勢も必要ではないか。将来、ブログで育った子供達が社会に出る時、気に入らない意見は「削除」するといった考え方にならないよう注目したい。(前・HM)

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