コラム

2004/12/07

「チョー気持ちいい」(水・YH)

2004.12.07 【チョー気持ちいい】

▼時代背景に添って心に残る様々な言葉が生まれる。自由国民社が1984年から始めた流行語大賞。今年は「チョー気持ちいい」が大賞に決まった。アテネ五輪100メートル平泳ぎで金メダルをとった北島康介選手の感動的な率直な言葉だ

▼例年12月の1日に、その年に発生した様々な時代背景を軽妙に反映し、多くの人に話題となった言葉を顕彰。今回は藤本義一審査委員長とする委員会によるがトップテンに「気合いだー」(元・プロレスラーのアニマル浜口さん)、「サプライズ」(自由民主党幹事長・武部勤さん)

▼「事故責任」、「新規参入」、「セカチュー」、「中二階」、「って言うじゃない…○○斬り!…残念!!」、「負け犬」、「冬ソナ」の10語。今回からユーキャン流行語大賞と名称が変わった。さて、これら言葉の背景をすべて理解できたらそれはかなりな社会通だ。スポーツ、政治、TV、社会等、のべつ平均的に関心がないと10語の理解は困難だ

▼蛇足になるかもしれないが1984年第1回の新語部門・金賞は「オシンドローム」。NHK大河ドラマ小説「おしん」に因んだ新語。昨年は「毒まんじゅう」(元衆議院議員・野中広務さん)、「なんでだろう〜」(テツandトモ)、「マニュフェスト」が大賞に

▼ところで建設業界を象徴する用語はどうだろう。昨今「異業種・新分野進出」、「電子入札」、「削減」等々が乱れ飛んでいる。残念だがこうした状況と併走するには非常に大変な状況で、歓迎される用語は見当たらない。「大型公共事業計上」など景気の良い言葉が踊ることはもう無いかも。インフラはまだ不十分なのだが。(水・YH)

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