コラム

2005/06/21

「住めば都」ということ(水・YH)

2005.06.21 【「住めば都」ということ】

▼総合1位栗東市(りっとう、滋賀県)、2位福井市(福井県)、3位成田市 (千葉県)、4位立川市、(東京都)、5位長浜市(滋賀県)。これは東洋経済新報社がまとめた「住みよさランキング」のベスト5である

▼調査は?病床数等・安心度?店舗数等・利便性?下水道普及率等・快適度?市の財政等・富裕度?住宅延べ床面積等・住宅水準充実度の5項目を集計。「住み良さ」の基準は個々人によって異なる。つまるところ我が街は圏外であってもそれは決して悲観材料ではないことも認識したい

▼ところで各項目の1位は知りたいところ。安心度は糸満市(沖縄県)、利便度は横手市(秋田県)、快適度と富裕度は浦安市(千葉県)、居住水準充実度は氷見市(富山県)となっている。あくまでも統計によるものだから、実感やイメージとは異なるかも知れない

▼因みに総合評価が1位となった滋賀県栗東市では國松正一市長(58歳)がホームページでこの結果をPR。人口約6万人、東海道や中山道が通り各種の要路として栄え、近年は第三次産業を主とする県南の市。今年度の一般会計は234億6000万円で前年比5・1%もアップ。國松市長の公約は3項目。?「まちづくりの主役は市民」?「行政はサービス業」?「行政に民間的、経営的感覚を」

▼数字上とはいえ全国1位は名誉なこと。謙虚に学ぶところは多い。「住めば都」とは日本の一般的感覚。しかし、「都」はまさに市民が作るもの。もっと我が街の行政や議会を周知し、「住み良さ」の向上に参画したい。國松市長の3つの公約は近年の世相には的を得た率直な内容だ。(水・YH)

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