コラム

2005/07/15

「男女平等」の推進(水・MK)

2005.07.15 【「男女平等」の推進】

▼茨城県ではこのほど、県内の中小企業(従業員が5人以上30人未満)を対象に、「男女共同参画」についてのアンケート調査を行い、577社から回答を得た

▼主な結果を見ると、「女性の管理職はいますか」との質問には「いる」が38・1%。6年前の調査と比べると2・9%増と少し増。「女性管理職はいない」は56・9%と半数を上回った

▼「育児休業制度を就業規則で定めていますか」については、「規定している」が36・3%。「規定していない」は57%で6割近くが規定なしと回答した。休業した場合、会社としても、その従業員の代わりを社内で埋めることができず代わりの人を採用、休む従業員は貴重な人材でもあるため休業中でも賃金を支給する、といった状況がある

▼「過去3年間、社内でセクシャルハラスメントがありましたか」との質問には、「ない」80・7%、「無回答」12%、「わからない」5・6%。「セクハラ防止策で行っていることは」では「相談や苦情の窓口を設置している」「就業規則に盛り込んだ」などがあった

▼アンケートでは、自由な意見も聞いている。その大半は、小さな会社ではなかなか男女共同参画は難しいという声だった。一方で、前向きな意見も少なからずある。難しいという意見と前向きな意見の違いについて、県では「男女共同参画を進めることが今後の会社経営に必要と受けとめているかどうか、そのわずかな意識の差では」と分析している

▼建設業からの意見では「現場管理などに女性をどんどん採用しています。すべては?やる気?の問題で、男女は平等です」があった。おおいに参考になる。(水・MK)

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