コラム

2005/10/06

身近な球団と建設業(長・YK)

2005.10.06 【身近な球団と建設業】

▼筆者は巨人・大鵬・卵焼きと呼ばれた世代だが、少年時代はロッテのファンだった。何故ロッテかといえば、家から一番近い球場が東京球場(今は無いが)で最も身近という単純な理由。最寄の駅から京浜東北線で王子まで4駅。王子駅から都電に乗り替え荒川区役所前まで30分ほど。路面電車を降り、球場までおよそ400mで球場に着く。家を出てから1時間半程で球場に着く

▼路面電車を降りると理由も無く走る。急ぐ必要はまったく無いのに何故か走る。グローブ片手に、ふいごのように胸をヒューヒューさせながら球場まで400m近くを全力疾走し、チケット売り場でファンクラブの手帳を見せ、100円程度を払って球場に入るのであった

▼大抵練習中に到着。ライトを守っていた助っ人アルトマンは、練習ボールを我々に投げてくれるので、何とか本物のボールを手に入れようと大声で『アルトマーン』と叫んだものだった。ボールが手に入ったら、もう感激いっぱいで、その後の試合など正直どうでも良かった

▼ロッテファンをやめたのも、ロッテが仙台に行き、生でゲームを見られなくなってからという単純な理由だ。神宮や後楽園へ行く気にはなれず、中学生になってからは他のスポーツに興味が移り、野球観戦から足が遠のいた

▼甥っ子は幼稚園の頃にショベルカーに乗せてもらってから、中学生になった今も重機のオペレーターになりたいと言っている。しかし彼の周りには建設業に携わる人がいないし、近隣の工事現場も危険が伴うため小・中学生が建設業と接する機会が少ない。建設業がもっと身近に感じるような工夫が必要かも知れない。(長・YK)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら