コラム

2005/10/18

体力のピークは20〜24歳(水・YH)

2005.10.18 【体力のピークは20〜24歳】

▼体育の日は先週のことだが、市民レベルの体育祭等開催を知らせる、いつもの花火が方々であがる。近年は高齢、少子化、更に運動会への意識低下もあって参加者が少なく、主催者も四苦八苦の様子だ

▼文部科学省が体力・運動能力調査結果を公表した。総体的には社会的な健康ブームもあって「穏やかな向上傾向」とする好結果だ。ピークは20〜24歳とし、40〜44歳以降は低下の度合いが著しいとしている。時々又は毎日運動している人の90%が「大いに健康」と自負しているから、それはそれで結構な話である

▼喜んでばかりはいられない。小学生(9歳)世代で危うい結果が出ている。例えば50m走(走力)、ソフトボール投げ(投力)、立ち幅跳び(跳力)については昭和60年度調査時と比較して下回った。体重や身長等体格は桁外れに大きくなっているのだから、この状況は虚弱と言っても大袈裟ではないだろう

▼因みにピークとする20〜24歳の男性の体格だが、農・林・漁業を生業とする人で身長171・63?、体重66・97?を平均としている。立派な体格である。テスト結果は全てにおいてトップではないが握力49・00?、上体起こし27・29回、立ち幅跳び227・18?等々である。「図体ばかり大きくなって」とは年寄りの口癖だが

▼とは言え、休日はさることながら平日でも公園等散歩する高齢者が目立つ。元気そのものである。夫婦仲良く手をつないでいる人もいる。全て健康あっての様。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」。自然の大きな懐で、伸びやかに駆け回っていれば、おのずと体力、精神は伸びやかに育つものだ。(水・YH)

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