コラム

2005/10/21

○○はなぜ潰れないのか?(甲・TN)

2005.10.21 【○○はなぜ潰れないのか?】

▼山田真哉著の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の売り上げ部数が100万部を超えているというので、早速読んでみた。同書は、さおだけ屋などの一見売り上げがなさそうな店を事例に、これらの店がなぜ潰れないのか、商売のカラクリを解説。大いに勉強になった

▼先日、山梨日日新聞に、苦戦する酒販業界において厳しい状況を乗り越えている店などの記事が掲載されていた。同記事によると酒販小売業は現在、建設業と同様、あるいはそれ以上にかなり厳しい状況という。量販店の出店や酒類の販売が完全自由化となり、その影響は凄まじい。県小売酒販組合連合会によると、同連合会会員は、10年間で1350店から888店に減少。後継者不足とも重なり、かなり厳しい現実だとしている

▼しかし、このような中にあっても、他店では扱っていない商品を揃えたり、来店者の予算や目的に応じ、アドバイスをするなどして、好結果を得ている店もある。また、韮崎小売酒販組合では、地元の酒蔵から4本の日本酒をパッケージ商品にするなどして、短期間で売り上げを伸ばしている

▼そこで、同商品を販売している組合に、これらの商品を開発しただけでは、成功するとは限らないのではと思い、同組合に売り上げ好調の理由を直接聞いてみた。意外にもマスコミやネットを通じた宣伝は特にしてないとのこと。同組合でも本当の理由がわからないそうである

▼取材不足と言えばそれまでであるが、残念だが今回は理由が掴めなかった。しかし今後の宿題として、一朝一夕、安直な策は無いだろうが、生き残り戦略成功の秘訣を地道に追っていきたいと思っている。(甲・TN)

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