コラム

2005/11/05

今をとらえる第3の瞳(甲・SA)

2005.11.05 【今をとらえる第3の瞳】

▼「信じられない事件が起きてしまいました」と、毎朝のようにテレビから犯罪の報道を耳にしながら目を覚ます日々が続いている。たまには思わすガッツポーズをしたくなるような話題で一日を始めたいものだと感じる今日このごろ。それにしても万引きやひったくりなどの軽犯罪から重いものまで、日本の社会は一体どうなってしまったのかというほど凶悪犯罪の歯止めが全くかからない

▼犯罪を防止するにあたり、人の目に替わって街中やスーパーマーケット、学校などの公共施設のほか、カメラが設置されているのはほぼ当たり前となった。普通の生活をしている所を監視されるのはあまりいいものではないが、普段の生活を送っていれば特に恐れることはないのだが

▼大型電気製品量販店の広告を見ると最近のデジタルカメラやビデオカメラが随分安価で購入できるようになった。これにより、報道機関よりもいち早く災害などのスクープ映像を撮影したり、思いがけない瞬間を納めたおもしろ映像などがニュース番組のメインを飾ることも多くなっている

▼最近の話題では、車に搭載するカメラとしてドライブレコーダーというシステムの開発が進んでいるそうだ。この仕組みは車内のルームミラーにカメラを固定し、走行中に絶えず前方を録画するというもの。この研究が進み実用化されれば、思いがけない事故でも十分な証拠が証明されるほか、事故を起こした加害者や被害者を助けるものとなるだろう

▼既に日常生活にはもう欠かせない存在となっているカメラ。今後、さらなる技術の進歩により生まれた商品に、またまた驚かされることになりそうである。(甲・SA)

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