コラム

2005/11/26

政府とインターネット(新・YA)

2005.11.26 【政府とインターネット】

▼小泉純一郎総理の記者会見や会談の様子などをインターネット上の動画で提供する、政府の「政府インターネットテレビ」がこのほど開設された。アドレスはhttp://nettv.gov-online.go.jp/。視聴は勿論無料である

▼開始当初は、全9チャンネルを放送。内容は、1CHが「らいおんウィークリー」(総理大臣の一週間の公務をまとめて紹介)、2CHが「ビデオで見る総理」(総理大臣の公務を紹介)、3CHが「総理記者会見」(総理大臣の記者会見を紹介)、5CHが「官房長官記者会見」(安倍晋三官房長官の記者会見を紹介)

▼さらに6CHが「大臣インタビュー」、7CHが「改革NOW」(構造改革をテーマとした特別番組)、8CHが「構造改革探訪」(構造改革の事例紹介、各府省・地方公共団体など)、9CHが「政府広報オンライン」(政府広報による動画コンテンツを紹介)、10CHが「CMライブラリー」(政府広報CMを紹介)となっている(11月11日現在)

▼HPは洗練されたレイアウトと簡易な操作方法、画面には番組表や人気ランキングも表示され、パソコンに不慣れな人間でも簡単に視聴できるつくりになっている。小泉総理や安倍官房長官の高い国民人気を見込んで、これまで政府系HPにアクセスしたことがなかったような層にも、広くアピールする狙いがあるのだろう

▼「テレビ型」「ワイドショー型」と揶揄されることの多い小泉政治。その舞台がパソコンにも移った―といえば嫌味だろうか。政治とインターネットとの関係はいまだ未知数であるから今後の展開次第では、メディア戦略の要になっていくのかもしれない。(新・YA)

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