コラム

2006/01/18

ガンダム時代の建設業(前・HM)

2006.01.18 【ガンダム時代の建設業】

▼以前も書いたが、筆者のマイホームを建設中だ。と言っても、すでに完成検査も済み、あとは引渡しを待つばかり。そのため、今は引越しの準備で忙しい。大変ではあるが、大掃除代わりだと自分に言い聞かせ汗を流している

▼片づけをしていると、色々なものが出てくる。お決まりのパターンはアルバム。意味もなく見入ってしまう。映画のビデオ等も出てくる。録画して、あとで見ようと思ったきり忘れているものだ。ちょうどいいので、そのビデオを流しながら片づけを続ける

▼偶然、先日見たのは「機動戦士ガンダム」である。子供の頃、それは夢中になって何度も見たアニメ。懐かしさも手伝ってか、今見ても十分面白く感じる名作だと思う

▼そのガンダムを見ながら、小惑星を利用した宇宙要塞やスペースコロニーを建設する場合の作業について考えてみた。なにしろ無重力状態の中だから、想像するのは難しそうだ。ちょっと置いておいた工具が飛んでいったり、そもそも作業する自分の体を固定するのにも苦労しそうだ。無重力だからコンクリートも打てないかもしれない。一方で、機器や材料の搬入などは楽そうだ。重たいものでも簡単に運べる。墜落・転落災害もない。しかし、真空状態での作業なので酸素ボンベの確認は不可欠。「酸素ボンベよいか」、「ヨシ!」なんてKY活動をやっているのかもしれない

▼我ながら下らないと思いながらも、つらつらとそんな想像をしている。時代が変わり、住む場所が変わっても、人が生活しているかぎり建設業が無くなる事はないのだと改めて気付いた。これだけは疑いようのない毅然とした事実である。(前・HM)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら