コラム

2006/02/15

毎日の目覚めについて(前・KO)


▼子供の頃は、いつでもどこでも寝ることができた。しかし最近では、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりと、日々睡眠不足を感じてしまう

▼厚生労働省が全国的に行った調査によると日本人の約3人に1人が、満足のいく睡眠を得られていないという。浅い眠りと深い眠りとの周期は90分で、眠ってから4時間30分、6時間、7時間30分に起きれば、浅い眠りのタイミングに当たり、すっきりするといわれているが、寝付く時間がまちまちなため、タイミングを測って起きることは難しい

▼なかなか目が覚めないと感じているときは、起きてから2時間以内に屋外で2500ルクス以上の光を浴びると、体内のリズムが調整されて目覚めがよくなるそうだ。曇り空でも4000ルクスの強さがあり、蛍光灯などでは1000ルクス程度となっているので、先ずは外にでることが、すっきりした目覚めのコツ

▼昼下がりの会社などでは時として睡魔がおそってくることがある。諸外国では眠いときは寝る習慣があり、シエスタ(昼寝)が根付いているというが、日本などでは、この時間帯におやつを楽しむ習慣がある。これは眠気を克服する対策で、おやつとは八つ時、現在の午後3時頃の眠気対策として受け継がれてきた文化だと聞いたことがある

▼人間は元来、必要な睡眠時間の後は自然に目覚めるものであり、仕事の都合や遊びのために短い睡眠時間で、寝る間も惜しんで疲れている生活を続けている。疲れた体をリセットするのに、栄養ドリンクや温泉などもよいとは思うが、まずは満足のいく睡眠をとって、健康な体を保ちたいものである。(前・KO)

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