2006/03/14
女尊男卑の車内?(前・SN)
▼しばしば取材でお世話になっている課長さんは電車通勤をしている。年末のダイヤ改正により今まで使っていた勤務帰りが無くなり、丁度いい時間帯の電車だったので不便になったとこぼしていた。加えて、本数が減ったため、その直後の電車は混雑するとのこと。大勢の人が集まる駅のターミナルや、電車内では犯罪も起きるが、中にはいわれなき冤罪も多い
▼満員状態を良いことにしての女性への痴漢行為は絶対に許されない。しかし、勘違い等によって濡れ衣を着せられる場合も多い。無実を勝ち取った人達のコメント等を見ると「女性の言い分を重視し過ぎるのではないか」と怒りを爆発させている
▼前記の課長さんは、このような目に遭わないようにと、女性がいないポジションの確保に努めている様子。それでも後から来た人に押し込まれ接近することもあり「そうなったらある意味、議会答弁以上に緊張するよ」と苦笑する
▼車以外の通勤手段を知らない人にとっては、他人事だが、一方では余計な事で神経を消耗し、気の毒である。そうした違法行為は故意にしたものか、電車の揺れ等よる不可抗力のものなのか、当事者であれば正確に判断できるのではと思ってしまうのだが
▼最近ではそれに乗じて、気の弱そうな人への悪質なケースもあると聞く。電車内ではなく、降車後に近づいてきて警察に申し出ない代わりに迷惑料を徴収するやり口だ。たとえ無罪を証明できたとしてもその間の精神的苦痛を考え、少しのお金で済むのならと応じてしまう人もいる。罪無き人を陥れた者への罰則も、ある意味で厳しくして欲しいもの。(前・SN)