コラム

2006/03/30

やはり声を上げなきゃ(長・YK)


▼韓流ブームもようやく落ち着いてきた感がある。一時はどれもこれも、何でもといった雰囲気だったのだが…。しかし妻は未だに、遅々として進まない韓国ドラマを楽しみにしている

▼韓流ブームはさておき、昨今の小泉外交と同様、剣道の世界でも数年前から韓国との間でちょっとした摩擦が起きている。それは国際剣道連盟に加盟している大韓剣道会という団体がホームページで、韓国語で剣道を意味する『kumdo(コムド)』が剣道の起源−としていることが原因だ

▼大韓剣道会のホームページはハングルのほか、英語や中国語でも読めるようになっており、明らかに世界に向け、剣道の宗主国は韓国であると言わんばかりなのだ。全日本剣道連盟は数年間反論もせず黙殺してきたが、さすがに看過出来ないほど広まってきたため、相変わらずだが遅まきながら正式にホームページで反論することになった

▼ところで技術力のある真面目な業者が生き残れるよう「総合評価落札方式」が試行されている。長野県では昨年12月末現在で91件の総合評価を試行。このうち最低札ではない企業が技術力を評価されて落札したのは29件と約30%。国に比べ逆転現象は多いが、平均落札率は79・88%と本当に技術が評価されているのか首を傾げたくなる

▼総合評価を導入しても、運用によっては違うレベルで価格を重視した偏った競争になりかねない。技術や地域貢献がもっと評価されるべきである。剣道の起源のように間違ったことでも言い続ければ、何も知らない人は誤解しかねない。正しいことはもっと声をあげ、叫びつづけなければならないようである。(長・YK)

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